これからジュエリー制作を学ぼうと考えていて、経験がない方は金属加工の基礎コースから始めるのがいいでしょう。
経験がある方には過去に制作された作品を見せていただいて、どこから始めるのか相談します。


授業内では学ばれる方をコースごとに分けていませんので、いろんなレベルの方と共に学べます。


どんなジュエリーを作りたいか、何を目指すのかといったことがはっきりしていなくても大丈夫です。それぞれの課題を着実にすすめるのも、ひとつの課題をやりたいデザインでゆっくり進めるのも自由です。
手が慣れるまで、ある程度継続して通うことが上達への近道となります。


金属加工

基礎コース            〈加工方法の経験〉

銅板を使用して、糸鋸で切る・ヤスリで削る・ロー付けするなど、工具の使い方と基礎的な加工方法を経験しながらリングを作ります。

受講4回前後

初級コース           〈基本的な加工技術の習得〉

初級では主にシルバーを使用し、カリキュラムにそって基本的な加工技術を習得するようにしていきます。地金のいろいろな加工法をテーマにして、学ぶ皆さんがデザインを考え、そのデザインを基に講師が制作の手順と加工方法を導きます。初級で学ぶことは加工技術の基本ですのでこのコースを終えるだけでもある程度のジュエリーは作れるようになります。

月4回の受講ペースで10か月~1年位

中級コース            〈石留を学ぶ〉

宝石を使用したジュエリー制作を学びます。ジュエリーに宝石をセットするには石留めの技術が必要です。石留めには爪留めやふくりん留め、彫り留めなどいろいろな方法があり、それ等の技術を学ぶのが中級コースです。初級で学んだ金属加工の技術をベースとして、さらに発展させ精密な作業をしていきながら、制作できるジュエリーの幅を広げていきます。

上級コース            〈自由なデザイン〉

これまでの経験をもとに、デザインを決め自分で制作方法や手順を考えます。講師からのアドバイスを参考に制作をします。

WAX加工

ハードWAXとソフトWAXの加工の仕方をカリキュラムに従って進めていきます。WAXのままの完成や、金属加工の基礎コース程度の技術があるとキャストをして仕上げてジュエリーとして完成させることができます。


デザイン画

デザイン画はジュエリーを作り初める時に必要なものです。きちんとしたデザイン画があると制作に入りやすいですが、ラフスケッチでも描けるといいです。

金属やWAXでジュエリーを作るときにそういうものは必要ですので、その際簡単に描き方を教えることもあります。

パソコンやキャドによりご自分で描く方もいますが、教室では手描きで描けるように指導していきます。